疲れない身体

4月28.29.30.5月1日京都ワークショップ
詳しくは
https://www.hino-budo.com/2014KyotoWS.htm
昨日の大阪教室は競輪の選手が来ていたので、改めて「股関節に乗る」を色々やった。
如何に足から力が出るか、あるいは出せるか、の鍵になるのは股関節だからだ。
自転車の場合は、これに膝が加わる。
先月から遠くから来てくれているこの選手は、自分の問題点の整理が完璧になされている。
だから、こちらの指示や意図を的確に吸収してくれる。
前回の直後レースで早速試してくれていた。
動画を見ると、恐ろしく静かな走りでありながら、スピードはダントツだ。
もちろん1位だ。
ゴール直後もまるで疲れていないのだ。
周りの選手達から「どうしたん?」と、質問攻めに合うという。
大方の選手は、「即席の方法」を知りたいそうだ。
それは、どんなジャンルでも同じだ。
だから、何一つ成長しないのだ。
その選手は、その辺りのことをよく理解している。
そこが素晴らしい。
「地道にコツコツとですよね」と笑う。
「どうしたん、それだけ調子が良いのに悩み事があるのか」とも言われるという。
それだけ頭を使って考えているのだ。
ここがなければ、その身体を作り上げる事は出来ない。
教室でも一つ新しい練習をすると、それを考える、イメージを固定化する。
そして、その事が正しいかどうかを動きで検証する。
その結果を私に質問する。
これも完璧な稽古法だ。寝転んだ姿勢で、膝を曲げそのふくらはぎ部を、大の大人二人が抱える。
胸骨からの連動で、抱えている二人は吹っ飛ぶ。
つまり、足から力が出ているということだ。
この股関節に乗るは、バレエには必須だ。
その事で、上半身と下半身がバランスするからだ。
今月アムステルダムに行くが、フォーサイスカンパニーにいたダンサーでバレエの先生も来る。
これを獲得したいのだ。
後は本当の連動だ。
その事を、子供達に教えると自分達が受けてきたレッスンよりも、短期で美しい姿になるからだ。
身体をどう使うか。
どんなジャンルでも、こういった基礎的な考え方大事なのだ。
90回「武禅一の行」レポートをまとめました。
https://www.hino-budo.com/buzen5.html

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