足から力を出す
今日の大阪は、珍しい人達が受講しに来てくれていた。
競輪の選手が二人だ。
足から力を出す事が出来るのでしょうか、という問題を抱えてのものだ。
色々と実験をし、目から鱗が15枚は落ちました、と嬉々として教室を後にした。
足からも、腕からでも同じだ。
力みがあれば、力は出ない。
また、上半身が力んでいると、下半身から力は出ないし、その逆もその通りで、下半身が力んでいると、上半身から力は出ない。
そういったことを、色々と体験し実感して貰った。
若い人は、何度も何度も確かめるように繰り返していた。
足から力が出た瞬間「ええ~、全く力を入れて無いですよ」と、大興奮だった。
こういった専門職の人は、見ていて気持ちが良い。
問題が明確だから、そこが腑に落ちれば、本当に喜ぶからだ。
まるで、子供のようにはしゃぎ回っていた。
大分前にも競輪選手が来た事があるが、その人達はピンとこなかったようだった。
それは仕方が無い。
それぞれ、人は違うから、いくら正しい方法があっても、その人としてピンと来るとか来ないは、別の問題なのだ。
練習を重ねてから、また教室に来ますと言っていた。