ダルビッシュ投手凄い!

大リーグで活躍するダルビッシュ投手。
「自分のやることに、少しでも不安や疑問を感じるのなら、やっては駄目だ」名言だ。
我々は、自分の行動にも意味を見付ける。あるいは逆に意味から行動を作る。
だから、そこに不安や疑問が生まれるのだ。
それは、本当に自分がやろうとしていることではないからだ。
あるいは、自分の本当の気持ちではないからだ。
意味で行動を価値づけしたり、正当化したところでそれが、簡単な事ならいざ知らず、難しい事で有れば出来る筈も無い。
本当にやるべきことは、すでにやっていることだ。
どうして自分の行動に意味や理由が必要なのか、若い人達によく言うし質問する。
そのダルビッシュ投手が、開幕早々完全試合まであと一人、というところまできた。
その時、独り言が出たという。
「マジで?」と。
そうなると、意識をする、すると打たれる。
そのセオリー通り打たれた。
ダルビッシュ投手は笑っていた。
自分が思った通りの結果だったからだ。
その卓越した自己分析というか、自己客観視能力はまさに達人だ。
ダルビッシュ投手のように、大リーグで活躍する人達のように、世界で活躍する人や、日本で活躍する人の言葉には含蓄がある。
しかし、ここにきてそれらの言葉に何か変化を感じる。
先日のデザイナーの佐藤オオキさんや、今回のダルビッシュ投手。
今までそうそう聞けなかった、自分の事を話している。
今までは、どっちに転んでも優等生的なコメントが多かった。
どこかに書いてあるようなことだ。
しかし、そんな誰でも話すようなことではなく、本当に自分の言葉で自分の価値観をきちんと話しているのだ。
「フォームを変えるのは不安じゃないですか」という質問に「短い野球人生を同じフォームでやるのは、もったいないじゃないですか。素人のゴルファー等、クラブを変えたりフォームを色々変えたり楽しんでいるでしょう。僕もそれと同じ感覚ですよ。僕は毎試合毎試合実験をしていますよ」違うのだ。
これらの言葉は、いわゆるスポ根から発生しているものではない。
それこそ自分にとってのほんとのことであり、自分自身で考えるということをやっている人の言葉だ。
本番でこそ稽古が出来る、試す事が出来るのだ。
逆にいくら稽古で出来ても、本番では使えないことはいくらでもある。
ダルビッシュ投手凄い!!!

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