気付いた

来年の外国は、1月のフランスから始まる。
「4日からどうですが」
「日本では4日て正月やで」
「フランスは関係ないですよ」
そんなやりとりでスケジュールが決まっていく。
一昨年は2月のスウエーデンの芸術大学から始まった。
これは凄い体験だった。
太陽が少ししか出ない、ということがどれだけ身体に影響があるのか、それをまさに体感出来たからだ。
フィンランドでは11月頃から、自殺者が増えるという。
こういった季節感には免疫が働かないそうだ。
そんなことを考えると、日本は天国だ。
何だかんだで、もうすぐクリスマス、そして正月となる。
やり残している事はないか、そんな事も気になりだす時期だ。
そう言えば、今日「身体塾」の時、ふと気付いた事がある。
それは、股関節のストレッチは、声楽に良いことだ。
丁度、声楽の女性が来ていたので、試して貰った。
所謂声楽での姿勢と、股関節をストレッチした状態と、どちらが声が出るか、あるいは出しやすいかの比較だ。
案の定、股関節がストレッチされた状態での、声には伸びも響きも全く異質の良さがあった。
もちろん、本人もびっくりしていた。これは、この声楽の女性が、教室にずっと参加しており、様々なトレーニングをこなしているから出来る事で、いきなりは出来ない。
伸びや響きが良くなるのは、身体がストレッチされており、共鳴しやすい状態になっているからだ。
ストレッチされていない身体は、当然ミュートの作用がある。
だから、響き難いのだ。
と言う具合に、その道のスペシャリストや専門家が、目の前にいれば、そのジャンルの身体が見えて来るので、色々と気付く事が出来る。
その意味で、色々な職業の人が教室に来るのは、私にとって非常に嬉しいことなのだ。
但し、スペシャリストか専門家であって、趣味の範疇ではない人だが。

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