人間関係の極意

先程、大阪で久しぶりの講演会を終えて帰宅した。
懐かしい顔も沢山あった。
遠くから足を運んでくれた人も沢山いた。
講演はどうなることかと思っていたが、聞きにきてくれたお客さんのノリが良く、迷走せずに約2時間を終えた。
「人間関係の極意」という事での話だったが、実際極意など無い。
ネットなどを検索すると、山ほどそういった問題に対する答えや、どうすれば良くなるというノウハウが羅列されている。
もちろん、全て正しい。
しかし、正しいだけで、「それがどうしたの」というような類ばかりだ。
どうしてそうなるのか、というと、結果だけを八百屋のように並べているだけだからだ。
しかし、現代の多くの人は、それだけで充分満足する。
というのは、それらの言葉を知れば、その様に出来ると錯覚しているからだ。
もしも、それらで問題が解決するならば、「人間関係」に関する情報が、どんどん減っていく筈だからだ。
そんな話を、私自身の体験の中から話た。
あっという間に2時間経ってしまった。
しかし、極意が無い、と言ってしまえば、身も蓋もない。
あるとすれば、挨拶がしっかり出来ること、ありがとうございます、と言える事、そして笑顔だ。にやけるのではなく、緩んだ顔ではなく笑顔だ。
その三点が極意だ。
この入り口が、無限の人間関係を作り出してくれるのだ。

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