秋の武禅
「武道家が語る人間関係の極意」
久しぶりの講演会です。
近畿地方の方は、是非お出かけください。
会場の都合で、早めにお申し込み下さい。
http://ilt.jp/extra01/entry.html
来月の秋の「武禅」では、私自身が初心に戻ってみようと思っている。
「武禅」を始めたキッカケは、当時社員研修のように、企業に頼まれた研修が多かった。
そこでは、個人が今一つ本気で研修を受けない、ということが分かった。
つまり、企業が受けろというから受けに来た、という意識だ。
それでは空回りに終わる。
そして、研修慣れした人達が、研修用の答えを出すだけだ。
一体それにどんな意味があるのか。
疲労感が残っただけだ。
方や、一般主婦や自営業の人達を対象とした、健康教室のようなことも続けていた。
人はどうして健康ではなくなるのか。
そこを追求した時に、身体を動かすというような事ではなく、多くは考え方が健康に影響している事が分かった。
もちろん、武道の道場もやっていた。
しかし、武道では技のような、運動が主流になる。
そこには、人と人との関係が、全く疎かになっていることに気付いた。
つまり、運動神経的なことが達者であれば、武道は出来る、つまり、スポーツ感覚なのだ。
そんな行き詰まりを、個人を対象とした「武禅」というワークを立ち上げる事で、解決しようとしたのだ。
だから、当初は企業の人が多く参加していた。
それがどんどん淘汰され、というか自然と受講者が変化していき、現在のようにそれこそバラバラ、多種多様な人が受講するようになった。
「武禅」で何かをものにした人の第一号は、企業人だった。
ある一部上場企業の、支店長クラスの人だ。関係性や、人との向かい合いが、会社での人間関係や会議の有り方を変えた。
その人は、仕事がほんとに楽になったと言ってくれた。
もちろん、一回の受講ではない。20回は通ってくれていた。
ピンと来た人は、何十回でも連続で受講する。
もちろん、人生や社会を生きる上で、一番大切な「人との関係性」を、実践的に学ぶからだ。
そして、自分の意識を変えてしまうからだ。
20代前半のOLが、やはり何十回も受講し、「先生、目の化粧がいらなくなりました」と言っていた。
何の話かと思ったら、目が素晴らしく輝くようになったからだ。
それこそ目力が付いたのだ。
その目は、一生衰えることは無い。
思い出せば、一回一回にドラマがあった。
この秋も、予測不可能なドラマが生まれることだろうと思う。