その先に待っているものがある

「武道家が語る人間関係の極意」
久しぶりの講演会です。
近畿地方の方は、是非お出かけください。

http://ilt.jp/extra01/entry.html
晴天が続くから、今年は無理かなと思っていた屋根の修理にとりかかった。
ほんと切が無い。
あと何年持つように作っておくか、そちらの方と相談だ。
思えば、この屋根は一番先に作ったものだ。
ということは、丁度30年前に作り出したのだから、28年にはなる。
痛んで当然だ。
知り合いの大工さんから、とにかく屋根を作っておかなければ、柱が全部腐ってくるよ、と言われ突貫で作った。
28年の間に、3寸の垂木も縮み、寸法が少しずつ違う。
だから、新たなものを作るより、やり直しが面倒なのだ。
人の躾け直しが難しい、というのと同じだ。
一度ついたクセは、中々直らない。
でも、木のクセは直らないが、人のクセは直そうと思えば直る。
ただ、根気がいるだけだ。
人は、それに時間を費やすのが、嫌いらしい。
幾つ何十歳になっても、気付いたら直し始めれば良いのにそれをしない。
つまり、人は自分の可能性を壊すのが好きなのかもしれない。
本気でそう思うことがある。
時間を消化するだけの人生を送る、それも良いのかもしれないが。
クセを直してどうなることもない。
そんな事を思うのだろう。
それはクセを直して見なければ分からない。
どうなることもないかもしれない。
しかし、何かが変わっているのは確かだ。
それに気付いて、そして、その何かが変わったのは、自分が直したからだ、と実感した時、新たな何かがきっと待っている。
それは、今、予測できないことなのだ。
先日、草を刈っていて、地面が冬の乾いた土になっていることに気付いた。
時の移りは早い。
そんな気付きが、私自身を駆り立てる。
明日は、縮んだ垂木の寸法を全部拾い出し、補強する為の材木を注文しよう。

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