コツは無になることでっせ!

■東京ワークショップ
9月13,14,15,16,17日

16.17日は、表現者の為の特別教室です。
場所も、何時もの新木場マルチスタジオです。
https://www.hino-budo.com/index.html
お知らせにあります

土・日と、あるセミナーに参加していた。
もう20年近く前になるが、企業研修や多くのセミナーを手がけるグループの主宰者として、紹介された水口先生。
そこの主催で、私が始めて講演をさせてもらった。
それがご縁で、本の出版を勧められ、出版社まで紹介して頂いた。
私は、美味しい話にはのらない事にしていたから、出版社の社長と打ち合わせをしても信じていなかった。
その後、社長から催促があり、「本当だった!」と感激して、猛スピードで1冊を書き上げた(常識を打ち破れ、行動を起こせ)。
その本が、梅田の紀伊国屋書店で、瞬間風速60メートル級で、売り上げベスト10に入った。
続いて2冊目も、同じように台風が吹いた(迷ったら原則にもどれ。現在では共に廃判)。
それ以外にも、お仕事をご一緒させて頂くようにもなった。
水口先生、御年70歳。
「日野先生、もう私も70歳ですわ」と、屈託の無い笑顔でおっしゃっていた。
実は、この水口先生は、子供の頃の遊びに中で、不思議に思ったことを仕事として研究されているのだ。
かくれんぼで見つからない為に、というところから石になれば?他、無邪気な発想が研究の動機だ。
だからその延長で「意識や心理」というものを40年以上研究されており、色々な大学や企業との共同研究も多数ある。
大手大企業への研修や講演も多く、多忙な毎日を過ごされている。
しかし、意識の研究というのは、現在でもそうだが、得体の知れないものだから、ある種オカルト扱いされている。
水口先生は、逆にオカルト的なこと、超常現象的な事の殆どは、意識が作り出しているものに過ぎない、と看破する側の人なのだ。
そういったお話や、様々な実験を行って、意識というものの実体を、誰にでも分かるように、セミナーを開いている。
最近、やたらとその水口先生に会わなければいけない、とこころに浮かんでいたので、日程の合うセミナーを探していたのだ。
それが実現したのが、この土・日だった。
私は武道を探求していて、結局のところ自らの意識(潜在意識も含む)が、身体を動かし成長させ、あるいはその逆を起こしているのだから、そこを稽古していかなければどうにもならないことを確信している。
さらに、武道は人との関係だけで成立するものだから、一番大事だと結論付けているのだ。
人は無意識的に反射している、というごく当たり前の事を抜かしては、人との関係を築いたり、他人によく思われる事など何一つ成立しない。
しかし、世間ではそこを抜かして、やれ身体をどう使えば効果はあるとか、こう話せば人を説得できるだのと、上っ面の方法が、まことしやかに語られ、それらが溢れている。
それこそが幻想でありオカルトなのだが、人は常に安易で即席な方法を常に選ぶ。
だから、直ぐに元の木阿弥になるのだが、凝りもせずに即席を求める。
水口先生のセミナーでは、色々な体験が出来るコースもある。
私の参加したコースはそれだ。
常日頃、人に指示を出す側だから、指示を出される側のことは、余り体験しない。
だから、それも良い機会だった。
私が、どう取り組むのか、その時心理はどう動くのか、であれば、どんな言葉を自分に持ってくれば、それをクリアするのか。
そんな事も改めて知りたかったから参加したのだ。
水口先生の口癖は「コツはありますよ、コツは『無』になったらええんですわ」だ。
そうなのだ。
昔日の達人や、宗教ではどうしてそこを目指すのか、だ。
自分自身の目的を妨げているのは、自分自身そのもの、自分自身の意識そのものだということに気付いていたのだ。
それは、水口先生も同じ意見だった。
だから、この水口セミナーは「こころの無は、万物を繋げる」ということを体感する、と括れるだろう。
人にとって、最高級難度の事を、誰にでも分かりやすくする、というのは至難の業だ。
その事に日夜努力されているのが、水口先生だ。
■1年ぶりの岡山のワークショップです
9月21.22.23日です
西日本の方はどうぞ!

http://workshop.digiweb.jp/

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