特養の研修

今日は、年二回の特養の研修だった。
もう7年続く。
その7年で、突出した成長、つまり、自分の問題として取り組んだ人は一人。
女性だった。
もちろん、自分のこととして取り組んだ人は、もっといるかもしれない。
しかし、目に見えて成長したのは、その女性一人だ。
今日は、その女性は抜け、その女性の部下2人が参加した。
手を変え品を変え、どうすれば火がつくのか、を試行錯誤してきた。
しかし、結局は「良い話だった」とか、難しい研修だったで終わってしまっている。
どんな実技に挑戦させるのが良いか。
今回は少しそこを考えた。
7年間「正面向かい合い」「声を届ける」「感じる」をやってきているが、どうもその女性以外はピンと来ていなかったということになる。
そこで、その集大成として、「感じる」と「声を届ける」をミックスさせた実技に挑戦させた。
今回は、女性が3人入っていた。
まず、その3人が手探りだが、出来るようになった。
男性陣は、相当苦戦していた。
しかし、他人事のように笑いが起こる。
出来た3人の女性は、男性達を見ていて「あれでは出来ないわ」と、見抜けるようになった。
直観だ。
男性陣は、そこに命綱を求めない。
茫然としているだけだ。
「これは、現場と直結していることだから、これが出来なかったら降格になるようにしようか」ふと思った。
もちろん、それほど簡単な事ではないが、とんでもなく難しい事でもない。
問題は、どういう取り組み方をするのか、も大事な評価基準になる。
取り組み方がまずければ、一生かかっても出来ないことになるからだ。
つまり、何か問題が有った時、それを解決するポイントがずれる、ということだからだ。
男性が、女性の一人にアドバイスを求めに来た。
女性は、その男性に触れられた時「あんたは冷たいは、人間のぬくもりを感じないわ」と、男性に直球を投げた。
そうなのだ。
その正直なところが、介護をされるお年寄りの実感なのだ。
もちろん、これは治療ともリンクする。
その触り方では、治るものも治らない。
いくら技術を習っても、あるいは学んでも、ここをクリアできなければ、一切役に立たないのだ。
「丁寧に」しかし、相手がそう感じることが重要なのだ。
そう相手が感じたら、そこで何かが起こるのだ。
それが相互反応、相互感応という世界だ。
■3月末にパリからブレストやブリュッセル他5都市を回った、ツアーをまとめました。
■京都ワークショップをまとめました。
■福岡ワークショップは7月12.13.14.15日です。
https://www.hino-budo.com/index.html
いずれも「お知らせ」からリンクしています。
■沖縄キジムナフェスタ・ワークショップ
7月20.21.22日です。
■ 9月13,14,15,16,17日、定例の東京でのワークショップが決まりました。
場所も、何時もの新木場マルチスタジオです。

詳細は後日webページで

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