固まるな
例えば、「胸骨を動かす」そして、胸骨の決められた一点を動かすだ。
とした時、その一点が分からない。
ではどうするか。
そこで固まってしまう人が多い。
胸骨の決められた一点を、頭に思い浮かべても、それは妄想だから作用する筈も無い。
あるいは、おぼろげな記憶を頼りにしようとしても、それも無理だ。
胸骨の決められた一点、と言葉を繰り返しても、何も起こる筈も無い。
そこで、声をかける。
「分からないのだから、その一点に刺激を送ること」
そうすると、その辺りは押したり、触ったりする。
そして再チャレンジをする。
自分が自分の身体の肘の一点を分からない、認知できていない、ということを、どうして分からないのだろう。
分からなければ、分かるように何かしら工夫をしなければ何も出来る事は無い。
分からないのは自分だ、ということを、どうして分からないのか、そこが何時も不思議に思うところだ。
刺激をすることと、分かる為の方法を伝えている。
にも関らず、自分で分かるような刺激を身体に加えている人は、僅かしかいない。
こちらが指示した一点を動かせることは大事だ。
しかし、それよりも大事なことは、どんな工夫が出来るかなのだ。
その事は、自分が対面する、社会でのあらゆる局面で役に立つのだ。
つまり、自分が工夫をする、工夫をしなければ、何事も解決しないばかりか、前に進むことも出来ない。
壁や出来ないことに直面すると、やらない正当な理由を見つけて逃げることしか出来ないのだ。
結果、自分探しという、まことに都合の良い言葉を、自分に当てはめ、また逃げる。
幾つ何十になっても、そのクセが抜けない人は沢山いる。
それもただのクセだ。
だから、新たなクセを付ければ良いだけだ。
自分が「アッ分かった!」と言えるようにチャレンジしよう。
■3月末にパリからブレストやブリュッセル他5都市を回った、ツアーをまとめました。
■京都ワークショップをまとめました。
■福岡ワークショップは7月12.13.14.15日です。
https://www.hino-budo.com/index.html
いずれも「お知らせ」からリンクしています。
■沖縄キジムナフェスタ・ワークショップ
7月20.21.22日です。
■ 9月13,14,15,16,17日、定例の東京でのワークショップが決まりました。
場所も、何時もの新木場マルチスタジオです。
詳細は後日webページで