他人事も使いよう

他人事というのは、悪い例でよく使われるし、私自身もよく使う。
しかし、他人事が大事なこともある。
それは自分の身体を動かす時だ。
もちろん、他人事となるには、その目的があり、そのことに集中された状態だ。
例えば、肘を動かす、とした時、肘が客観的でなければ、自分の腕力のようなもの、あるいは、「動かそう」という気持ち、動かした結果の「相手を転がしたい」が働く。
だから、腕を持つ相手の人の反射を誘うのだ。
相手が反射をすれば、掴まれている以上の力が出て来るので、決して腕や肘は動かないのだ。
そういった場合に限っては、他人事という働きは非常に大事な働きになる。
この「他人事に」という言葉は、今日の大阪の稽古で発見した言葉だ。
なんとなく出来ている人を見ていて、出て来た言葉だ。
すると、女性二人は、ものの見事にその他人事を成立させ、がっちりと掴まれている腕を動かし、結果掴んでいる人は転んでいた。
もちろん、古い男性もそのことに気付き、腕は柔らかく動き、相手は転んでいた。
自分の身体を動かす、動いた事で何かしらの結果が付いて来る。
という行為では、身体を客観視出来なければ、筋肉疲労で相当疲れる。
この他人事という言葉、視点は、私にとっても、もちろん新しい。この事で、また何かしらの発見があるかもしれない。
幼い自意識としての「私が」を超える言葉になるかもしれない。
それは、身体のみならず、色々な自分を超えることに繋がって行く。
■3月末にパリからブレストやブリュッセル他5都市を回った、ツアーをまとめました。
■京都ワークショップをまとめました。
■福岡ワークショップは7月12.13.14.15日です。
https://www.hino-budo.com/index.html
いずれも「お知らせ」からリンクしています。
■沖縄キジムナフェスタ・ワークショップ
7月20.21.22日です。
■ 9月13,14,15,16,17日、定例の東京でのワークショップが決まりました。
場所も、何時もの新木場マルチスタジオです。

詳細は後日webページで

Follow me!