春のヨーロッパツアーまとめ

もう梅雨に入ったそうだ。
では、ということでストーブを片付けることにした。
ファンヒーターの残りの灯油をきれいに掃除する。
そして6ヶ月間しまっておく。
そう、道場では6ヶ月間冬なのだ。
そのファンヒーターの残り油を、スポイトで吸って灯油のタンクに戻す。
スポイトの空気を抜き、残り油に浸け吸い込む。
スポイトの空気を抜かずに、残り油の中にスポイトの中に油は入ってはくれない。
当たり前のことだ。
しかし、それを人間に置き換えた時、ただただ空気を抜いていないスポイトのように、他人の前にいてもそこで他人が何かをしてくれる筈も無い。
残り油の中にスポイトを入れ、空気を吐ききると、ピチピチとかブクブクとか音がする。
そして、吐き切った分だけ油がスポイトに入ってくる。
こういう状態で過ごしていなければ、他人から何かを引き出すことは出来ない。
それをやりながら、人間関係や何かを学ぶことと一緒やな、と一人でつくづく納得していた。
一時が万事だ。
そういったことを考えると、教室やワークショップは、かなり消極的な、つまり、スポイトの空気を吐き出し切る、ということをしない人が多い。
あるいは、壊れたスポイト状態の人が多い。
ということは、スポイトに入ることは無いか、極少量しか入らない。
だから、押し付けているのでは、と思ってしまうし、スポイトと残り油のような、正常な関係ではないから疲れる。
ここのところの解消は、どんどん難しくなるのだろうと思う。
20年ほど前から「与えられ慣れしすぎ」の人が急激に増えていると思ってきたが、それが普通になっているからだ。
今後増え続けることはあっても、減るなどということは無いだろう。
だから、一寸でもスポイトから空気を抜いている人、飢えていそうな人と出会うと嬉しくなる。
そしてついつい、期待してしまう。
すると消える。
懲りないのだ。
■3月末にパリからブレストやブリュッセル他5都市を回った、ツアーをまとめました。
■京都ワークショップをまとめました。
■福岡ワークショップは7月12.13.14.15日です。
https://www.hino-budo.com/index.html
いずれも「お知らせ」からリンクしています。
■沖縄キジムナフェスタ・ワークショップ
7月20.21.22日です。
■ 9月13,14,15,16,17日、定例の東京でのワークショップが決まりました。
場所も、何時もの新木場マルチスタジオです。

詳細は後日webページで

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