追憶

昨日は昼食を食べ、白良浜へ。
天気予報では24℃になると言っていたので、それなら初海浸かりだ、
と海岸へ向かった。
暑くも無く寒くも無くという、寝転ぶには丁度という天候だった。
浜は人影がまばらだったから快適。
白良浜の砂浜は目が細かくて、そのまま寝ると気持ちがいい。
この浜は、小学校の頃から毎年夏になる来た、思い出の浜でもある。
もちろん、何十年の間に様変わりはしている。
海岸も浸食され、大分狭くなっている。
海岸通りを歩くと、硫黄の匂いがプンプンし、半世紀前の記憶を蘇らせてくれた。
親戚のおばちゃんが営む雑貨店の2階に寝泊りし、毎日朝早くから、夕方までこの海岸が遊び場だった。
泳ぎ疲れると、そのまま銭湯に入る。
もちろん、銭湯も温泉だ。
中学3年生の冬、大阪からこの白浜まで自転車で、初の遠乗りもした。
13時間ぶっ通しでペタルを踏み、到着した時、この銭湯で身体を休めた。
お尻がサドルに擦れて、無茶苦茶痛かった。
冬の200kmは、相当きつかった。
17歳の時、この海岸で地元のやんちゃ達と大乱闘になった。
相手は2つ3つ年上だった。
次第に人数が増え、10数人、こちらは4人。
どうしようもない。
ボートを漕ぐオールを持ち出してきたのには参った。
右こめかみ一発でKOされた。
22歳の時、住んでいた家が周りからの火事で全焼。
家もドラムも何もかも失い、寝るところが付いている白浜温泉のホテルで仕事を見つけた。
そこで知り合ったドラマーに、バディリッチの奏法を教えてもらい、夜な夜なこの海岸でドラムを練習をした。
母や祖母は、ここに疎開をした。
南海大地震で津波にあった。
海から山が迫って来る感じだったと、子供の頃に聞いた記憶が有る。
そんな色々な思い出が、この海岸には詰まっている。
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