どうもありがとうございました

武禅が終わり、直ぐに京都ワークショップ。
そしてそのまま東京で、今日は大阪。
明日は道場へ帰宅。
何だかハードワークという感じだった。
日差しの割に寒い、というのが効いたようだ。
しかし、この間にも色々な事があった。
京都から東京へ行き、上野から銀座線で浅草へ向かった。
えらい慌ただしい人が、私の立つ前の席に座った。
カバンから何かを取りだしたり入れたり。
とにかくせわしい。
大声を出し「グーテン、モルゲン」。
これには笑った。
知的障害のある人だった。
隣に座る人も、立っている人も目を背けた。
私は別段気にもならないから、そのせわしさを見ていた。
すると写真アルバムを出し、何やら独り言をつぶやいている。
写真は雪の建造物だったので、「ここはどこ?」と私が聞いた。
「新潟」
「寒かったやろ」
「ううん、北海道の方が寒かった」
等と会話をしている内に浅草に着いた。
その人は、私と話をしている最中に、まず帽子を脱いだ。
そして、会話が終わった時、「どうもありがとうございました」と言った。
私には「どうも」しか聞こえていなかったので「どうも」と返した。
親御さんが、余程しっかりしているのだろうと思えた。
会話そのものは、別段どうってことのない、日常的な話だ。
しかし、今時、見ず知らずの人同士の会話があるだろうか。
そして、終わりに「ありがとうございました」と返す人など、少なくなっているのではないだろうか。
道をゆずっても、知らん顔をして通り過ぎる人が余りにも多いご時世だ。
高学歴の社会人が、きちんと挨拶もせずに道場を出ていく人もいる。
なんじゃそれは?だ。
■88回武禅、参加者のレポートをアップしています。
■福岡ワークショップは7月12.13.14.15日です。
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■ 9月13,14,15,16,17日、定例の東京でのワークショップが決まりました。
場所も、何時もの新木場マルチスタジオです。

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