響き合う仲間

ゴールデンウイーク真っ只中の5月4日、京都でのワークショップを終えた。
今回は、急遽決めた事、ゴールデンウイークの最中、という条件の悪さがあるから、相当集まりが悪いと思っていた。
しかし、案ずるより産むが易しとは、良く言ったもので蓋を閉じると、60名以上の人が参加してくれていた。
打ち上げの席で、京都のワークに毎回参加してくれる建築家が、嬉しい事を言ってくれた。
一回目のワークショップの打ち上げで、私から「あなたの言葉から、イメージが湧いてこない」と言われた言葉が、胸に刺さり、それをずっと持ち続けていた。
そして、イメージの湧く言葉を目指して日々研鑽している。
そういった事を、若い人達に伝えていかなければいけない、と思っているということだ。
これほど嬉しい言葉は無い。
私がワークショップを続けていけるモチベーションは、正にこう言った言葉を聞けることだ。
響き合える仲間が欲しい、それが、私が教室やワークショップを続ける真意だ。
そんな嬉しい話で盛り上がった打ち上げだった。
年々、その数は減っているが、こんな中身を持つ人達とのお酒は格別だ。
一年後、進化した姿を見せ会おう、という言葉で終わった。
今回のワークは、どちらかと言うと、治療家の人達が多いワークショップだった。
それは明鏡塾のせいもあるのだろう。
色々な治療家が来てくれていた。
また、数年ぶりに高校生から大学生になった青年も来ていた。
高校の時に、私の舞台に出した若手の一人だ。
大学に入り、ダンスから遠ざかっていたが、久しぶりに一緒に動くと、グレードは上がっていた。
コンタクトの深さが増していたのだ。
そんなものだ。
大学でダンスとは全く関係のない学部に入り、今まで縁の無かった人達との毎日が、彼を磨いてくれていたのだ。
役者の平岡さんの生徒さんも参加してくれた。
「マッコリ、ストレートで」同年代の若者を見ていると、その違いが良く見えてそれも面白かった。
深夜3時30分解散。
ということで、東京へ。
今日は、フランスから15人習いに来たので、大賑わいだ。
目を白黒させながら稽古に汗を流していた。
旅行者なのに、わざわざお土産まで持ってきてくれた。
次はバレンシアで。とにかく寝よう。
■88回武禅、参加者のレポートをアップしています。
■福岡ワークショップは7月12.13.14.15日です。
https://www.hino-budo.com/index.html
いずれも「お知らせ」からリンクしています。
■ 9月13,14,15,16,17日、定例の東京でのワークショップが決まりました。
場所も、何時もの新木場マルチスタジオです。

詳細は後日webページで

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