こころを共鳴させる

今週は「武禅」だ。
そんな話が食事中盛り上がった。
武禅で、「相手の話を聞く」というセクションがある。
話を聞く事の難しさを知ることとなる。
それは、単に音を聞いているだけだということを、相手に見破られてしまうからだ。
世に「傾聴」という方法が有り、セラピストと称する人達が、それを行う。
その傾聴の中に、相手の言葉を繰り返す、がある。
それをやっている人は一度武禅に参加してみる事を進める。
「お前、他人を馬鹿にしているのか」と本気で怒鳴られるから。
しかし、勘違いしないで欲しい。
傾聴が間違っているのではない。
本当に傾聴出来る人が少ないだけなのだ。
多くは、傾聴という方法をやっているだけで、本気で相手の人と関わろうとしていないのだ。
もちろん、それも本気で関わろうと思って出来ることではない。
それが、方法をやろうとしているだけ、になっていることだからだ。
もっと言えば、何と上から目線なのか、というのが傾聴だ。
どうして自分が人の話しを聞けると思えるのか、だ。
時間つぶしの雑談なら誰とでも出来るだろうが、この場合の傾聴とは、患者と医者だ。
単に、腹の底につかえていることを吐き出せば気分がよくなる、という程度のものを傾聴というのなら、「武禅」で行うのは傾聴では無い。
相手のこころと共鳴する事を、相手を聞くということだ、と定義しているからだ。
今回も、多種多様な人達が集う。
半年に一回の「武禅」で、顔を合わせ、お互いの成長を確認し合える。
常連の人達も、家を出る時から緊張が始まるという。
人が真剣に向かい合える唯一の場だからだ。
■5月2.3.4日は京都での3回目になるワークショップを開きます。
https://www.hino-budo.com/index.html
「お知らせ」からリンクしています。
■ 9月13,14,15,16,17日、定例の東京でのワークショップが決まりました。
場所も、何時もの新木場マルチスタジオです。

詳細は後日webページで

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