身体の機能

上半身の複雑なねじれ。
そのねじれが戻る。
知らない人にとっては「ふ~ん」というだけの事だ。
しかし、まず複雑なねじれが作れるように動く事が難しい。
人は無意識的に、身体のどこかを緩めて、バランスをとってしまうからだ。
そうすると、その複雑なねじれは生まれない。
当然、そのねじれが戻る事は無い。
人は、膝や足首をバネとして、自分自身の体重の負荷を軽減する。
もちろん、膝や足首をバネのように使おうとは意識していないが。それと同じで、上半身、つまり、胸骨部位を動かし複雑なねじれを作り、それがバネとなり、ねじれが戻るのだ。
そこには気配が介在しないから速い。
当然、力も出る。身体を使わなければいけない、ということの入り口だ。
しかし人は、必ず「戻そう(そうしよう)」という意思が働く。
そうすると、流れは途切れる。
意識が途切れてしまう。
1、2、というようにやっている事になるのだ。
するとたちまち力は出ないし、動きはバラバラになる。
つまり、意識の流れと、身体の流れはリンクしているという事だ。
それが人の持つ機能だ。
そこをクリアしていくのが稽古である。
そんな事を体験しながらワークは進む。
京都のワークショップまで後12日。
■5月2.3.4日は京都での3回目になるワークショップを開きます。
https://www.hino-budo.com/index.html
「お知らせ」からリンクしています。
■ 9月13,14,15,16,17日、定例の東京でのワークショップが決まりました。
場所も、何時もの新木場マルチスタジオです。

詳細は後日webページで

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