勝利の方程式
勝利の方程式、と題して、女子レスリングの吉田沙保理選手他、多数のメダリストを輩出している、栄チームこと栄監督を取材していた。
早朝からの徹底した基礎体力作りや、きめ細かい技作りが基本にあった。
実はそれらを支える為の合宿生活。
寝食を共にする仲間。
こういった選手の生活環境が大事だということだった。
吉田選手がロンドンオリンピックの前に、ロシアの若い選手に敗れた。
それから相当の時間立ち直れなかったという。
その時、徹底した敗因の究明に取り組んだ。
しかし、精神的ダメージは、迷いを誘う。
オリンピックになり、合宿生活を共にした、伊調選手や小向選手が金メダルを取り、それで気持ちが完全に切り替わったそうだ。
精神というか、気持ちというか、そこの部分は、自分のモノであるにもかかわらず、自分で意識的にはどうすることも出来ないのだ。
意識というのは、そこまで自分に対して権限を持っていない。
この吉田選手の場合、仲間を見て「そうか!」と気付いた。
その事が、気持ちを一辺に切り替えさせたのだ。
天下の吉田選手をしても、そういった側面を持つ。
ましてや、我々が様々な局面で迷いが出て当たり前だ。
そんな時に、仲間という存在が重要になる。
人は、一人で生きてはいけない。
そんなことは、誰でも知っているし、誰でも話す。
しかし、自分にとっての最高の仲間を持っている人は少ない。
昔ならいざしらず、今日では稀だろう。
同じ目的を持つ仲間。
仲間だと思える人を持つ。
私のワークショップや教室、武禅なども、そういった出会いの一つだ。
外国で活躍するダンサーからメールを貰った
「日本とは違う雰囲気の中での、マルセイユのワークショップで強く感じたのは、日野先生という方は世界のどこにいらしても強く日野先生である、という事と先生のワークのユニバーサルさでした。それらが先生が最後におっしゃっていた「自分の様々な癖や慣習を取り外して行った結果、現れてくるのがその人自身の個性であって、それは素晴らしいことだ」ということに繋がってくるのだろうな、と思いました。それぞれ全く違う環境で育ってきて、違う目的で来た人たちが集って同じことに感銘を受けることの凄さ。毎回感銘を受けます。」
京都ワークショップまで18日!
■5月2.3.4日は京都での3回目になるワークショップを開きます。
https://www.hino-budo.com/index.html
「お知らせ」からリンクしています。
■ 9月13,14,15,16,17日、定例の東京でのワークショップが決まりました。
場所も、何時もの新木場マルチスタジオです。
詳細は後日webページで