目安の数

両腕回し、やればやるほど身体が伸びる。
一体どこの筋肉が伸びているのか分からないが、未だに筋肉痛が起こる。
逆に言えば、その度に自分の身体の隅々まで、使えるようになっているということだ。
「何回やったら良いのですか」
フランスでも聞かれる。
その都度「大体1日5000回、毎日3年かな」という言い方をする。
ただ、それ程やっても、肩から腕の力が抜け切れる事は無い。
もちろん、自分で腕を回している限り、一切意味は無い。
逆から言えば、どうすれば腕が振れるのかを考える為に、1日5000回は必要だろうという数字だ。
筋肉を緩めるとは、かくも難しいことなのだ。
もちろん、それは自分の頭の硬さと正比例している。
だから、最終的には思考が変化していなければ、抜け切る事はない、ということだ。
もちろん、気休め的に力を抜くということは出来る。
しかし、それは単に一過性のモノだから、使い物にならない。
これも面白い事が有る。
マルセイユで、数分腕回しをした。
バリバリ現役のダンサーから、格闘技をやっている人まで、例外なくバテてしまったことだ。
額から汗を流し、ハアハア息を乱していたのだ。
一生懸命に、みんな腕を回していたということだ。
もちろん、それを経過しなければ、腕が回る、は分からない。
腕は、胸骨や膝によって回されているのだ。
それを獲得すると、ダンサーや役者達は、より自由な身体が現れるし、一般の人は故障が少なくなる。
京都ワークショップまで、残り15日
■5月2.3.4日は京都での3回目になるワークショップを開きます。
https://www.hino-budo.com/index.html
「お知らせ」からリンクしています。
■ 9月13,14,15,16,17日、定例の東京でのワークショップが決まりました。
場所も、何時もの新木場マルチスタジオです。
詳細は後日webページで

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