クセは自分に気付くチャンス

昨日の本部の稽古に、レスリング兄弟が来た。
兄は全国3位だったそうだ。
何時もの相手に負けたからだ。
ま、それはそれとして、一緒に稽古をして、改めて気付いた事がある。
全国で3位ということは、かなりの練習量だし一生懸命やっている、ということだ。
そして、レスリングの技や身体の動きを覚えているということだ。
だから、一緒に何を稽古しても、その姿勢、その動きになる。
つまり、完全に教育されたということになる。
だから私の言う「投げたら駄目」というのは出来ない。
もちろん、レスリングをしているというのが間違っているのではない。
何でもそれなりに取り組むと、取り組んだことの考え方になるということだ。
もちろん、身体や身体運動としては、癖として刷り込まれる。
問題は、物心付き、何に気付くかなのだ。
その逆に、何にも一生懸命取り組んでなければ、そんな身体だし、そんな考え方になる。
その意味で、一生懸命に取り組むというのは、自分の何かに気付く為の材料なのだ。
何も取り組んだ事がなければ、残念ながら「何に気付けば良いのか」さえも分からない。
かくて「自分探し」というコピー通りに操られるのだ。
もちろん、一生懸命と言うのは、レスリング少年が全国で3位になった、という程度のことを言う。
決して自分なりなのではない。
さて、今日は明鏡塾初のワークだ。
ここでも同じ事が言える。
良い癖悪い癖、様々だ。
しかし、大切なのは、どちらも自分の患者に影響を与えるということだ。
様々なワークが有り、その資格をもったインストラクターがわんさかいる。
よく考えて欲しい。その仕事は、直接相手の人生と関わることだということを。
■医療や介護の現場に即したワークショップを開きます。
3月16日東京。詳しくは下のwebページで。
http://realcontact.jimdo.com/
■5月2.3.4日は京都での3回目になるワークショップを開きます。
https://www.hino-budo.com/index.html
「お知らせ」からリンクしています。
■ 9月13,14,15,16,17日、定例の東京でのワークショップが決まりました。
場所も、何時もの新木場マルチスタジオです。
詳細は後日webページで

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