今何を?

自分が何をしているのか興味が無い。
そんなことはあるだろうか。
あるから不思議だ。
自分一人でゴチャゴチャしている分にはどうだって良いが、こと他人と共同で何かをするというところで、自分が何をしているのか分からなければどうにもならない。
ということを、見ていたら分かる人もいる。
分かる人もいる、というのは、分かる人だけしか分からないということだ。
つまり、自分も同類であれば分からないし、若くて他人との関係が少ない人、感性が鈍い人には分からない。
道場での稽古では、技術を修得する為の時間なのだから、技術が修得出来る様に工夫をしろ、という。
技術を修得する、ということが分からない人もいる。
そんな人の多くは、夢中で汗を流しているだけだ。
相手をしている人も同類なら、二人で一生懸命汗を流しただけで稽古は終わる。
自分が何をしているのかに、全く興味が無い人だ。
頭の硬い人というのは、そんな人だ。
しかし、決して社会生活不適格者ではない。
会社でちゃんと仕事をしているだろう人だ。
もちろん、会社では、その仕事が出来たら良いだけだから、他人は面倒だから何も言わない。そんなことを分かっているのだろうか、と思ってしまう。
お互いに技術を修得しようとしている。
であれば、相手の人が技術を修得しやすいように、という気遣いがなければどうにもならない。
どうも武道とかいうものは、自分の欲求を満たす為だけのもの、と思い込んでいる人が多いように思う。
子供か。
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