掘り当てろ
日本の古武道では、伝統的な型は受け継がれていることになっている。
空手は、大方はもはや元々はどんな型で、それは一体何だったのかが、消えてしまった。
もちろん、そういった伝承文化というのは、時代時代で変化するし、そのものがある意味さえ消えてしまう事もある。
であれば、伝承文化は無くなっても良いのか、というとそうではない。
時代時代で、欲求が無くなる程に、より本質的になることもある。
古武道やそういった古い体術など、時代としては無用の長物だ。
時代が欲求していないからだ。
しかし、それは形式として無用の長物なのであって、掘り下げれば宝物が埋まっている。
また、空手等で、よく言われた「型は使い物にならない」という言葉。
それは、いかに短絡的な思考しか出来ないか、を露呈させて言葉に他ならない。
つまり、宝物を掘り当てていないということだ。
それこそ、型と言う形式そのものが、競技に使えないという理由だけで、使い物にならないとしてしまっただけだからだ。
それとて、短絡的思考と言わざるを得ない。
そこにある、体術の本質は身体として、あるいは、対人技術として普遍的である。
普遍的であるから、日本の古武道とも共通する事がいくらでもある。
そんなことを考えられるのも、今と言う時代だからだ。
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