胸骨の本
延ばし延ばしになっている「胸骨」の本に取り掛かっている。
どう練習するのか、を書くのは簡単なのだが、感覚のところを言葉化することが出来ない。
そのことで、ずっと止まっていたのだ。
だから、当初は「身体」ということで書こうとしていたが、絞り込んで「胸骨」にしたのだ。
しかし、分かりやすく書くというのは難しい。
とにかく悪戦苦闘している。
分かったようなことや、使い古された誰かの言葉を使って書くのはすこぶる簡単だが、本当に分かったことを言葉化するのが難しいのだ。
というような、厳密なことを考えるようになっているから、余計に言葉に出来ないのだ。
実際的には、今、教室に来るクラシックバレエをやっている女性に、一つのモチーフを題材に胸骨や脇腹のストレッチ、肘の使い方、足の使い方他を専門的に指導している。
そのことによって、彼女の姿が著しく良くなった。
彼女は、ボリショイ劇場のバレエマスターを師事し、留学をしていた。
その基礎があるから、変化が良く体感できるのだ。
ここから、バーレッスンを使って、身体のダイナミズムとニュアンスを引き出すDVDを作ろうと思っている。
それで、少しでもバレエの底上げが出来れば嬉しい。