やっぱり関係性
あらゆる物事は「関係性」という言葉で括る事が出来る。
したがって、単独で価値のあるものなど無いということだ。
でかいダイヤモンドが数億円するという。
しかし、それとて数億円で買う人がいるから、また、環境がダイヤモンドというものに価値を見出しているから、そうなのであって、その事に一切価値を持たない人達ばかりであれば、価値はゼロだ。
関係性なのだ。
あるトレーナーがAさんを指導したら抜群の成績を上げた。
しかしBさんを指導しても成績は上がらなかった。
しかしBさんはCさんの指導を受けたら成績が伸びた。
というようなこともある。
関係性なのだ。
人は、付き合う人によって価値が出る事もあるし、ゼロになる事もある。
その会社だから生き生きと働けたが、別の会社に移って最悪になることもある。
舞台も同じで、いくら素晴らしいダンサーであろうが、役者であろうが、その舞台に下手くそが一緒にのっていたら、下手くそに見えてしまうのだ。
だから、下手くそと同じ舞台にのってはいけないのだ。
付き合う人を選べ、というのも同じだ。
良いか悪いかではなく、全ては関係性が引き起こす化学変化なのだ。
しかし、逆に下手くそでも、エネルギー溢れる上手な人と同じ舞台に上がれば、上手になっていく。
その意味で、体験が化学変化の質を上げてくれるとも言えるのだ。
今回の舞台では、平岡さんと言う確固たる役者が出演する。
その平岡さんが、フィンランドの武田さんに対して、どれだけ良い化学変化を起こしてくれるか楽しみなのだ。
そして、元気の良いバックダンサー達が、その二人を、またソロの高原さんを元気のエネルギーで後押しするのか。
その相互関係で、予想をはるかに超えたはじけ方が起こるのか、そんな事が楽しみだ。
11月29.30日
埼玉・彩の国小ホール
開場19時00分開演19時30分
http://www.real-contact.jeez.jp/index.htm