(無題)
平岡さんの生の台詞が上がってきた。
字面から雰囲気を読み取るのと、実際の生の声が流れるのとでは何もかもが違う。
その意味で、言葉と声を考えると深い。
日常生活でも、声と言葉が似合わない人が沢山いる。
顔と年齢がくっついていない人もいる。
そんな人を、お前は顔が似合ってないな、という。
服装が似合っていないのではなく、顔が似合っていないのだ。
服装なら、誰かセンスの良い人にアドバイスを貰えば何とかなる。
しかし、顔だけはどうにもならない。
もちろん、似合っていない理由を明確に述べることなど出来ない。
それは単なる違和感を感じているだけだからだ。
しかし、この違和感を感じるというのも曲者だ。
単に好き嫌いなのか、もっと深く生理的なところからの発信なのかを混乱させてしまうからだ。
ただ言えることは、好き嫌いの場合に持つ違和感は、克服できる可能性がある。
しかし、生理的なところから来ているものは、克服するとかしないとかの問題ではない。
ただ、自分自身で深く検証していくことで見極めるしかない。
これから、どんどん舞台の稽古に入っていく。
そこで感じる違和感もある。
平岡さんの台詞は、深く突き刺さる。
いや、もっと深く突き刺されば面白くなる。
11月29.30日
埼玉・彩の国小ホール
開場19時00分開演19時30分
http://www.real-contact.jeez.jp/index.htm