急がば回れ
ここのところ快晴が続いているので、屋根修理に全力を注いでいる。
おかげでブログに何を書くかに頭が回らない。どうすれば、作業を少なく材料を少なく出来るか。そこを徹底的に考える。強度を持たす為に
どこに軸を持ってくるか。
そんなことを考え、一晩寝かす。
明くる日になると、前日よりも効率の良いアイディアが生まれていることが多々ある。
寝かす、という作業は、一見無駄なように思えるが、実はその方が効率が良い。
本部の道場に来る人達も、考えるのが好きだ。
だから、話が建設的で面白い。
なる程、と唸らされることもしばしばある。
合理的な考え方は大事だ。
しかし、その合理を支える実力が必要で、実はそれは合理的には身に付かないのだ。
つまり、俗に言う良いとこ取りは出来ないということだ。
30数年前、三戦を毎日8時間以上半年程続けた時期がある。
そのことで「ねじれ」という運動が、身体の強度を作り出すことを発見した。
結果、ねじれの重要性を説いている。
つまり、良いとこ取りで教えているのだ。
だからといって、ねじれの重要性は理解出来ても、毎日8時間費やした身体は獲得できない。
その身体があるから、ねじれを強度として使えるし、その必然が身体に宿ったのだ。
だから、良いとこ取りとしての「ねじれ」なのだが、それを獲得する為には、不合理な時間が相当必要だということだ。
急がば回れとはよく言ったものだ。