ヨーロッパに住むか?

朝の稽古は、背骨の連動だが、まずは背骨を感じる定番から。
そして定番の座っての背骨を感じる。
腕を掴まれての背骨。
とバリエーションをやった。
背骨を感じているのかどうかは別にして、皆そこそこそれらしくなって来ている。
やっとワークショップも半ばなのだが、次のヨーロッパでのワークの予定や、来年のバレンシアの予定をしきりに聞かれる。
パリから1000km離れた所から、パリのワークには毎回参加してくれている男性が、
「ヨーロッパの武道は全く中身が無く、全部形ばかりだ。自分は日本の文化に接したくて色々探した。そこで“弓と禅”という本を見つけたが、それは実際には無い。そんな時に日野がヨーロッパに来ると聞いたので駆けつけた。日野のワークは想像した通り、深く簡単にはモノにできない。しかし、それが良い。これを自分の人生に活かさなければならない、と感じた」
と嬉しい話をしてくれた。
その彼は、クラシック音楽の理論を書いている人だそうだ。
しかし、その彼の悩みは、私のワークをする相手がいないことだという。
私が「じゃあ、私がパリに住もうか」というと、それが一番ベストだと大笑いした。
ヨーロッパでも、大切なワークだと感じ取ってくれる人が沢山いることに、改めて驚くとともに嬉しく思う。
もし、私がヨーロッパに住んだら、フォーサイスカンパニーの連中も大喜びするだろう。
そういえば、カンパニーのファブリズが、「日野のニーズは日本よりもヨーロッパにあるよ」と言っていた。
これから夜の稽古だ。
●ワークショップのお知らせです
7月13.14.15.16日福岡ワークショップ
7月28.29.30日沖縄ワークショップ
9月15.16.17.18.19日東京ワークショップ
https://www.hino-budo.com/

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