気持ちを

気持ちや意思が向ってこない言葉ほど、腹立たしく感じることはない。
つまり、こちらの感情を逆撫でするのだ。
しかし、往々にして一般的な会話はこれだ。
つまり、大方の人は他人からこちらへの会話に無関心だということになる。
しかし、自分から他人への会話は、聞いて欲しい、受け取って欲しいと思っている筈だ。
もちろん、それは有り得ない。
自分が他人に対して無関心なのだから、当然、その自分の友達なり知人なり、恋人なり親や子供も無関心だということだ。
でなければ、それらが成立している筈は無い。
私であれば、ブチキレてその場で終わっている。
自分が他人に対して無関心だという根拠は、他人からの言葉から、気持ちや意思が自分に向っていない、ということを感じないというところだ。
気持ちや意思がない言葉は、単に音がなっているに過ぎない。
だから、やかましいし腹立たしい。
そんなごく普通の感覚が無い、あるいは、退化しているから、人となりを見分けるのに言葉の意味だけに頼ってしまう。
または、肩書きに頼るしかないのだ。
それは賞味期限という表示に頼っているのと同じだ。
「お前、俺にしゃべれや!」と言われても当然分からない。
自分では相手に喋っていると「思って」いるからだ。
そう「思っている」のだ。
だから、相手には喋っていないのだが。
そんな有様なのに、会話のテクニックを身につけようが、人間関係の様々なテクニックを知ろうが、一切意味は無い。
その大方の講師や先生が、これなのだから。

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