自分のペースは

自分のペースでするな、とよく言う。
もちろん、自分のペースかそうでないのかは、そうでないペースに出会った時にしか分からない。
「武禅」でもよく言う。
例えば、全員が食事の用意をしているとする。
もうそろそろ食事が食卓に並ぶという時に、トイレに行く人がいる。
すると、その人が席に着くまで食事を待たなければならない。
今でいうKYというやつだ。
もちろん、食事の時間も同じだ。
全員が終わっているのに、ひとりゆっくり食べている人。
そんな人に「周りの状況に合わせて行動せなあかんで」と。
その事が、全体に対して迷惑がかかるのだが、それを教えられていないので知らないのだ。
そういう教育がないし、逆に否定する風潮がある。
しかし、現実の社会、会社や様々な組織という集団ということになれば、それは足を引っ張る行為だから、首になるか左遷されるしかない。
当然、家でもそのことを指摘されない。
当たり前だが、家では自分のペースで2時間でも3時間でもかけて食事をすれば良い。
しかし、集団ということになると、集団でのペースが出来上がる。
それに乗らなければいけない。
私は、そういう社会教育の中で育った。
だから、どんな場に行っても、その状況を把握し、自分は何をすべきか、何が出来るかを考える。
そうする事はある意味危機管理能力と言ってもよい。
常に自分の置かれている状況を把握し的確な行動とる、ということだからだ。
だから、それは仕事のことだけではない。
飲み会でも食事会でも同じだ。
どんな場のペース、状況にも合わせられる、ということが社会性の基本の一面だ。
他人は自分のペースで動いてくれないし、自分の考え通りに動いてはくれない。
であればどうすべきか。

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