前倒し子供の日
昨日は本部の稽古だったが、ゴールデンウイークの最中であり、この時期高校などスポーツの試合なども重なり、稽古は牧場で働く青年だけだった。
丁度、その青年が小学校5年生と2年生の子供を伴って来たので、二人の子供のやっているレスリングで使えることをやることにした。
二人とも県下では優勝の常連だ。
そして、二人とも今夏の全国大会に出場する。
私は小学校2年生の方を担当した。
この小学生の身体のセンスは素晴らしく良い。
何も言わなくても、力がぶつからないように身体を動かしているのだ。
特に投げ技は素晴らしい。
その日も「○○スペシャルを作った」というので、兄弟でやって見せてもらった。
「素晴らしい!」
本当の意味で、相手の力を利用しているからだ。
ポイントはやられるのが上手いところだ。
よくこんなことを身体で思いつくものだと感心した。
もちろん、その事が試合で生きるかどうかは別だが、その能力は何れ生きてくるものだ。
上の小学5年生の方も、2歳から馬の世話をする為一輪車を押していたくらいだから、身体能力も体力も素晴らしい。
しかし、兄弟でも全く違うのが面白い。
そして、小さな子供と練習するのは、身体感覚の為に非常に勉強になる。
その子供と同等の力加減にしなければいけないし、その小さな子供の力を感じなければならないからだ。
その子供と稽古を繰り返してやっている時、愚息が小学生の頃、一緒に稽古をしていたのを思い出した。
今ほど優しくは無かったが。
子供を舐めてはいけない、侮ってはいけない。
高度なことを要求するほど、子供は嬉しくなってチャレンジするものなのだ。
普通に育っていれば。
「レスリング」の映像です。
http://www.youtube.com/watch?v=Cgzt4d6Yozg&list=UU7g40cMJud_NEShRlwNicyQ&index=1&feature=plcp