大学でワークショップ

土・日はある大学の教職課程の学生や現役の教師達へのワークショップを開いた。
学生達は、実現できない理念や情緒的な言葉のオンパレード。
もちろん、それらを実現できないということなど知らない。
だから「死ぬ気で~」というような、漫画のセリフのようなことを平気で言う学生もいた。
もちろん、それはその学生にとって真面目な答えだから、間違ってはいない。
しかし「それって、具体的にどうするの?」と突っ込むと答えられない。
具体的に実現するには、という頭の回路が発達していない、つまり、大学に入る以前の体験として、理念という程大層なものではなく、何かしらのイメージや想像した事を実現する、という体験が少ない、あるいは、無いということになる。
それを大学に入学し、たった4年で植えつける事は不可能だ。
もちろん、4年という時間だけでは無く、感受性の時期の問題も同時にあるからだ。
それは、文科省や一般的によく言われる「個性を尊重」とか「個性を伸ばす」というものそのものも、単なる理念であり、それを実現する手段を持っていないということだ。
もちろん、では「個性」とは何なのか、ということにしても、単なる概念であり、「これだ」というものは無いということだ。
耳触りの良い言葉のオンパレードで、そこには、実現する手段は何もないのだ。
それは教職課程を受け持っているゼミの先生方が、何を教えおくことが教師として巣立つ学生達に必要なのかに迷い続けていることで分かる。
それを改革したいと、熱い先生方と熱い話で盛り上がった。
月20日からの京都ワークショップ
「身体と向き合う3日間」のお知らせ
https://www.hino-budo.com/2012-KYOTOWS.htm

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