今日は脳ドッグ

先月の人間ドッグに続いて今日は脳ドッグ。
人間ドッグでのバリュウムを飲むのMRIも初体験。
約20分ドームの中で電子音漬けだった。
電磁波が飛び交っているから、頭も身体も変だ。
退屈だから、電磁波の変わり目が分かるかどうかを、体感覚を最大にして、その瞬間に指を動かすというのにチャレンジ。
最初は分かりづらかったが、だんだん何となく感じられるようになった。
頭では理解できないだろうが、体感覚は凄い。
と、いうように何時でもどこでも直ぐに遊びを見つけてしまう。
これが性分だ。
だから、どこにいようが住めば都なのだ。
その場その場を徹底的に遊ぶ。
私の信条だ。
MRIが終わり診察室に行く。
脳外科の医長が担当してくれた。
私が
「どうも物忘れが多いので脳が萎縮してきていないでしょうか」
と切り出すと、先ほど撮った画像を見ながら無言。
「痴呆の傾向やアルツハイマーの兆候はないでしょうか」
医長は画像を動かしながら
「残念ながら、何一つ悪いところはありませんね。教科書並みの健全さですよ。首のこの血管も、何もかも健康です。動脈硬化や血栓の跡も何もありません。50歳の脳と言ってこの画像を見せられたとしても、そうだろうなという感じです」
確かに画像は、医学書などで見るきれいな形をしており、どこにもバランスを崩したところは無かった。
医長は言葉を続けて
「日野さん煙草をずっと吸っているでしょう、日野さんの歳だったらもう止めなさいと注意しようと思ったのですが、何も異常が見られないので、煙草を吸っているというのは見逃します」
と笑いながら言った。
おお~、何と素晴らしいことか。
そう言えば人間ドッグの時にも、医者が肺のレントゲン写真を眺めながら、何も言わなかった。
肺には影すら無かったからだ。
人の身体は分からない。
こうしたらこうなる、とは言い切れないことばかりなのだ。
にも拘らず、頭に入ってくる情報を鵜呑みにし、身体とは向き合わないから不思議だ。
4月20日からの京都ワークショップ「身体と向き合う3日間」のお知らせ
https://www.hino-budo.com/2012-KYOTOWS.htm

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