入り口は何でも良い

28日の大阪教室に韓国から2人の若者が見学に来た。
一人は理学療法士で、私のワークをyoutubeで見て、リハビリに活用出来ると直観し、実際にリハビリに活用しているという。
それで、どうしても実際に体験をしたいと、友人と二人で来日したのだ。
数年前に、見学したいというメールを受け取ったが、丁度徴兵と重なり、2年間の兵役に尽いたので来日できなくなってしまった。
やっと2年間の兵役を終え、旅行を兼ねて28日に教室に来れたのだ。
若者は24歳と言っていたが、珍しく素直で感情豊かな二人だった。
韓国でも健康の為に使ってくれているのは嬉しいことだ。
二人とも日本語が達者なので、どうして日本語を勉強したかと聞くと、理学療法士の方は彼女が日本人だということで、それをキッカケに猛勉強したそうだ。
友人の方は、ミスチルが好きで、それがキッカケで日本語を勉強したという。
キッカケというのは大事だ。
もちろん、それは何であっても良い。
そこからどれだけ深く突っ込んでいけるかが問題なだけだ。
しかし、そのキッカケということを考えると、キッカケを掴める人は、きっと深く突っ込む人なのだ。
深く突っ込むという資質が、キッカケという動機を引き出しているように思えてならないのだ。
私の体操は「女の子にもてたい」がキッカケだった。
それがまさかオリンピックが目の前に来るなどとは夢にも思わなかった。
音楽もベンチャーズのかっこ良さに魅かれただけだ。
フリージャズの世界に進み、世界のアーチストと共演する等これっぽっちも思わなかった。
その体験があるから「入り口など何でも良い」と人に言う。
キッカケは自分を深める、あるいは成長させる全ての入り口だ。
韓国の理学療法士は、私の道場に住み込んで勉強をするというのが夢だったそうだ。
Youtubeを見ただけで、それほど一生懸命に思ってくれるのは本当に嬉しい。
そんな私のワークの核は「身体を感じる」だ。
決して身体を「理解する」ではない。
そしてその感覚を使っての身体を連動させる、である。
4月20日からの京都ワークショップのお知らせ
https://www.hino-budo.com/2012-KYOTOWS.htm

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