個人は個人ではない

最終的な診断ということで内科の先生のいる診察室へ。
PCの画面には私の肺の写真。
「煙草は何時頃から吸っています」
「17歳くらいですね」
「習慣的にですか」
「もちろんそうです」
「では診察しますので服をめくってください」
「はい」・・・・・・。(おまえ、それ聴診器を当てただけで何にも分からんやろ)
「では横になってください」
「(えっ、終わり?)はい」
・・・・。
「はい、いいですよ(こいつ何なんや)」
(一体肺の写真はどうなったんや)私が服を直し立っていると
「もう終わりましたから」
「…はい(何が終わったンや、何も始まってないやんけ)」
これは、私が人生で始めて人間ドッグなるものに行った時の話だ。
朝8時30分から11時頃まで、エコーやレントゲンを撮ったり、バリュウムを飲んだり目の検査等と、それぞれの部署の人が丁寧にやってくれた。
その結果がこの医者で締め括るのだ。
患者と目を見て話も出来ない。
そもそも話も出来ない医者で締め。
地域が医療費負担を軽減させる為の健康を促し、安価で定期健診を受けられるようになっている。
しかし、そんな取り組みもボヤーッとした医者の印象でぶっ飛んでしまう。
日常では歯医者以外殆ど病院にいかないから、病院での医者をあまり知らない。
もちろん、一生懸命患者に関っている医者もおられる。
それもこんなぼんくら一人で印象が悪くなるのだ。
個人は個人ではないのだ。

Follow me!