道場に帰った

昨日道場に到着。
3週間は長かった。
しかし、3週間も外国にいると馴染んでしまうから面白い。
人は環境に適応出来るように作られていることをつくづく実感する。
しかし、今は環境に適応できない人がいる。
どうして?
意識が硬くなっているせいだろう。
硬くても生きることが出来る環境を作っているから仕方が無い。
意識と身体が完全に分解しているのだ。
身体の環境適応性をぶっ壊す意識。
自分が自分を壊すということになる。
山に帰ってみると地元の人の話では、結構な量の雨が降ったそうだ。
であれば、雪は溶けているなと喜んだ。
もし、雪が降ったままであれば、きっとホースは凍結したままだからだ。
となると、春までまたなければ仕方が無いことになる。
帰ってみると水は止まっていた。
早速作業服に着替えホースを点検。
木を切り出し作業をしているので、もしかしたらと思ったら案の定もしかしたらだった。
木を切り出しているおっさんが
「ああ、悪いよう、水が噴出していたで」
舐めトンかボケ。
分かっているならちゃんと繋いでおけよ。
山の生活で水が一番大事やと知っているくせに。
山にはこういう輩が大勢いる。
住んでみなければ分からないものなのだ。
しかし、住んでみてもそんな人達に出会わなければ、そんな人がいることは分からない。
どんなことでも画一化できないのだ。
何でもそうだ「分からない」ことが一杯ある。
そういえば、アントワープの芸術大学で教えた時、ヤニスがつくづくいっていた。
今の学生達は直ぐに「分かった」といい、徹底的に練習や努力をしないから駄目だと。
どうも知識や情報と、自分がやれることを混同してしまっているようなのだ。
ネットやテレビで得た情報を、さも自分が自分の手で掴み取った情報のように錯覚しているのだ。

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