きずなが見える

動物と子供が一緒に並んだり、遊んでいる写真はこころが和む。
特に子供よりも大きな動物との写真には、何時も感心させられる。
動物がきちんと子供を気遣っているからだ。
その意識なのか本能的な何かなのか分からないが、確かに動物から子供に対する働きかけが見える。
つまり、そこに相互の働きかけが見え、それがこころを和ますのだ。
それは時々、電車内や街頭で見かける、盲導犬のそれとは少し違うような気がする。
訓練されていない分、本能に近いものかもしれないのだ。
犬でもこの働きかけをするのに、人は幼児を虐待するというのは、一体何が欠落しているのかだ。
この写真を見ていると、まるで犬が保護者のようだ。
そういった「保護をしなければ」というような、何かしらの自覚があるようにさえ見える。
こういった確かな関係性を見るとホッとする。
人同士を見ていても、ここまでの関係性が見えるのは稀だ。
皆「私が・私はこうしたい」ばかりだからだ。

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