情熱

テレビを見ていて、何だか分からない所を反省させられた。
アメリカであった実話を基にした映画だ“ミュージック・オブ・ハート”だ。
治安の良くないイーストハーレムの小学校で、バイオリンを子供達に教えることで、こころの豊かさを植えつけていった先生の話だ。
治安の悪い地区のことだから、本当は映画以上にもっと色々な出来事があったのだろうと想像出来る。
よくある障害を乗り越えて成功させていく話だ。
大きな障害は、市がその先生の授業の予算をカットしたことだ。
つまり、先生はクビになり、バイオリンのクラスは無くなるのだ。
それに対して先生は、様々な手段を講じて戦い、寄付金を募りその映画が出来た時点では、財団まで作り上げ、今でもバイオリンのクラスを続けているそうだ。
まずは子供達の演奏会をする事で、知名度を広め寄付を呼びかけようと提案され、展開されていく。
そうした展開に、色々な協力者が現れる。
クラシック音楽の有名なバイオリニストや、新聞記者などだ。
当初予定して会場が事故で使えなくなる。
しかし、そこに協力者が現れ、カーネギーホールで公演を開けることになる。
それこそサクセスストーリーだ。
先生の情熱が、この大きな成功を生み、それは、多くの人の協力によって達成されたのだ。
情熱が大事だと何時も話すし、自分でもそれ以外にモチベーションなど無い。
しかし、改めてこの先生のような一途なものを持っているのか、と自身を問うた時、一抹の不安を感じた。
「やったるで!」

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