実力を育てる
何時の時期でも、どんなジャンルでも試合と名がつけば勝ちたいものだし、勝つ喜び負ける悔しさが付きまとい、それが人を成長させる。
しかし、勝てばどんな勝ち方でも良いのか。
という疑問も出てくる。
それが子供の時期であればなおさらだ。
レスリングの少年などは、減量させてまで勝ちに行くそうだ。
確かに優勝したりベスト8までに、常に残る強いチームや学校がある。
ビデオを見ていると、このチームからはオリンピッククラスの選手が出ていないことが推測できる。
それを、よく知る人に聞くとそうだと言う。
それは、その時期にだけ勝てる勝ち方だ。
もちろん、目先の勝敗も大事だが、もしも大人になっても通用する力を付けさせるのであれば、それでは無理だ。
しかし、そういうチームや学校が多い。
オリンピックを夢見ている子供達にとっては悲劇だ。
今日は中学生の柔道の試合を見に行った。
せこい勝ち方をすすめる先生もいるそうだ。
あかんでそれは、いさぎよく思い切りよく勝負をさせてやらなければ実力は育たない。
これは子育てとも共通する。
その時期時期での良い子を目指す親が多すぎる。
時期というのは季節のようなもので、区切られてそれが単独であるのではない。
最終的に、どんな大人になるのか、どんな大人になるように育てるのか。
そこのイメージが明確でないと、子育てなど出来ない。
大人に取っての良い子、親にとっての良い子でしかないから、たくましい大人に育つことは無い。
9月の東京ワークショップは基本からみっちりいきます。
http://www.real-contact.jeez.jp/index.htm