あかんで

ABCと色々な企業の面接を受け内定を取る。
就活と呼ばれるものだ。
TVである企業の面接から内定までをドキュメントで追っていた。
810人中8人に絞込み内定を出すまでだ。
就活をする人の中に、中国人留学生2人が交じっていた。
中国の大学で日本語を学び、日本の大学院に在籍する。
流暢な日本語と、仕事に対する具体的な情熱が溢れている。
それは声の力強さ、瞳の力でこちらまで伝わって来た。
日本人でイギリスの大学に留学している人もいた。
しかし、中国人と比べて、その辺りがゼロに等しい。
優等生的な答弁は出来るが、自分の具体的な夢や希望など語れない。
この会社以外にも試験を受けていて、天秤にかけていた。
ただ、それは条件のみだ。
条件が良いか悪いか、それがその彼の就職の最重要事項だ。
その会社に対しての価値を、自分が見つけて就職するのではなく、提示される条件が良いか悪いかだけが、就職の条件だった。
自分の頭で自分の事を、考えることなど出来ないのだ。
ドキュメントで追いかけられていた会社は、一時面接から社長と副社長が担当する。
「仲間を探している」熱く語る社長。
そんな素晴らしい会社だと、日本人の就活者は気付かない。
それにガップリと組み付いてくるのは、2人の中国人であって日本人ではなかった。
内定を受けながら、大企業の内定があったからと、断った人もいた。
条件が良かったのだ。
大企業の方が安心して働ける、とも言っていた。
結婚して家庭を持つから、とも言っていた。
時代は2012年だと思えなかった。
私が育った1960年代から70年代ならいざしらず、未だに大企業が安心と思っている若い人がいることに愕然とした。
というよりも、現実が何も見えていないことに愕然とした。
これでは、中国にやられるわ。
9月の東京ワークショップは基本からみっちりいきます。
http://www.real-contact.jeez.jp/index.htm

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