陰謀だというならば、これこそ陰謀だ

「これとこれを比べる」大事な事だ。
違いを知る視点であり、自分を知る視点でもある。

運動会で、みんな並んでテープを切るという話を聞き、耳を疑った。
みんな並んでテープを切るという事が設定されているなら、どうして走る必要があるのか?
その競技自体が必要ないだろう。

また、早い人もおれば遅い人もいる、人は色々だ。
その色々を無くすとしたら、それは完全な差別だろう。
全ての人にとっての差別だ。
「個性を消せ」ということなのだからだ。

そういった大きな問題は別にして、それで育った子供は、ある意味での競争は出来ないし、そういう考え方が育たない。
その子供が、現実の社会で逞しく生きていけるのだろうか?そ
ういった想像力が無いとしか思えない。

きっと、いじけて育った人間、あるいは、人の中で揉まれた経験の無い人が、言い出した事なのだろう。
もちろん、いじけて生きる人は、それはそれで良いが、他の人まで巻き込むな、という話だ。

それこそ、先日の大谷選手を始め世界で活躍するような逞しい人達にはなれない。
もちろん、全ての人がそうなる必要もない。

しかし、自分の外に目を向け自分を知り、自分自身を鼓舞できる人間にはなれない。
比べるという事をしないし、出来ないとしたらどんな世界観を持てるのだろう。
それは、全く別の閉じ籠った世界、今の日本のような生き方しか出来ない人を作り出しているのだ。
それこそ陰謀なのか?

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