身体への影響
ほんとに一寸したことが身体に影響する。
そんなことは常々話している事だが、自分のこととなるとコロッと忘れていたりするものだ。
風邪で少しの熱があったくらいで、とは言うが、ざっくりした仕事や作業は出来るが、そんな時は、何かしら忘れたりミスったり、といううっかりが出る。
ましてや、考え事となると、集中出来ない。
一寸したことが身体全体に影響を及ぼす、ほんとに身体は微妙だ。
そこから考えると、自分を管理するという作業は、到底不可能だと思う。
もしも出来るとするならば、気分だろうと思う。
気分に振り回されるが、その気分をどうもっていくかが出来れば、気分で自分を振り回す事が出来る。
この気分や、気持ち、思う、想像する、空想する、精神、こころ、こういった無形のものの分別は難しい。
もしかしたら、分別すべきものではないのかもしれない。
しかし、何かしらの区切りがどこかにあるのではないか、とも思う。
いわゆる心理学では、色々あるのだろうが、それらはあくまでも「学」だから、実際ではない。
分別、区分けの出来ない、難しい対象に対して、白か黒かの考え方で切り込める筈はない。
だから、あくまでも「学」なのだ。
それともう一つ、心理学がピンとこない理由がある。
それは民族性の違いがあるからだ。
全く異なった民族の「心理」や、その分析を普遍性があるようには捉えられる筈もない。
ローカルなものなのだ。