リヨンからポーへ

昨日リヨンは、午前中だけのワークショップだった。
そのワークショップが始まった直後、遅れて日本人の女性が入ってきた。
華奢な身体だったので、ダンサーだと分かった。
当然、リヨンのコンセルバトワールの生徒だと思っていたが、何と、この時間のたった一コマの為だけにポルトガルから来たという。
その18歳の行動力に脱帽すると共に、ありがたいことだと思った。
しかも、西宮出身だというから、余計に親近感が湧いた。

それこそアッという間に最後の一コマが終わり、その足でパリに戻った。
静香さんがホテルで待っていてくれた。
晩御飯は、醤油ラーメンをリクエスト。
久しぶりと言っても、たったの4日ぶりくらいだが、相当時間がたったように思う。
暖かい汁ものをお腹に入れ大満足。

パリのホテルは何時ものムーランルージュの近くだ。
今日は、昼にPouに発つ。

昨日はもう一つ出来事があった。
元オリンピック選手の関根さんから電話があった。
「一寸待って、今私はフランスだけど分かってるの?」
「はい、時差を考えてかけました。実は…」
パラリンピックに出ているメダリストのフォーム改造のアドバイスが欲しいとの話だった。
メールでやり取りしようと思ったが、面倒なので動画を送った。
ほんと地球は狭い。
その意味でテクノロジーの進化に感謝だ。

今回のリヨンは、数年がかりで企画してくれたそうだ。
主催者の方は、私がパリに初めて行った翌年だったか、受講してくれた時からのお付き合いだ。
私のヨーロッパ行きの予定が限られているのと、呼びたいという人達が多すぎるのが原因だ。
今から行くPouの街も、数年がかりだ。
呼びたいという人が現れたら、必ずレオさんが先に行き、私を呼ぶにふさわしい場所、そして生徒たちかを見極めてくれるのだ。
ほんとに有難いことだ。
待ちわびてくれている人がヨーロッパにいる、ということだけで、役に立てているのだと嬉しくなる。
そろそろレオさんが迎えに来てくれる。
今日朝、レオさんも南米から帰国したばかりだ。

朝、ホテルのレストランで

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