頑張るな!でも本気で頑張れ!

「頑張ったらあかん」と昨日も話した。
これは頑張る人には??だろう。
「いや、頑張らな出来ねいやん」ともいうだろう。
もちろん、私も「ちゃんと、頑張れ」という。

これは、頑張る中身の間違いの話だ。
「頑張るな」というのは、「自分の思い」に頑張るなだ。「ええ〜〜」思いに頑張らなければ何を頑張るのか?自分のやっている「その事をしっかり理解し、そうなっているのかどうかの確認」を頑張らなければ行けないのだ。

「武道」の場合は、格闘技の人も来る。
アスリートもダンサーもいる。
もちろん、会社員や主婦もいる。
そこで、例えば、「棒で相手を倒す」という技術を練習するとする。
大方は「身体に力が入り」棒が相手を倒する動線を辿らない。
「倒したい!」という思いを頑張るからだ。

棒を繰り出している時に「絶対倒したい」が頭というか気持ちと言うか、そこを支配してしまう。
それを「頑張る」というのだ。
足は力み、全身は硬直状態になる。
ということは、当然倒すべき「棒」をどう動かせばよいのかに注意が向かない。
しかし、倒したいが支配し、身体から汗を吹き出すから「やっている気」になる。
結局、何もやっていないといっても過言ではないのだ。

そんなことは、誰でも知っているかもしれない。
理解しているかもしれない。
しかし、「その状態にならなければ」その事は分からないし、そこを超えることなど出来る筈もないのだ。
だから「知っていても意味がない」というのだ。
そこを超えていてこそ、その事を知っている意味があるのだ。
そして、そこを超えている人とは、無条件で分かり合えるのだ。

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