ヒントは向こうからやってくる
大阪のワーク・ショップは明日からです。
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昨日もちらっと書いたが、拙著「考えるな、体にきけ BAB出版」が4刷目が増刷された。
売れている、読んでくれているのは非常に嬉しい。
「買ってくれた人、本当にありがとうございます。」
この本は、1996年辺りから、「雑誌秘伝」で連載していたものをまとめたものだ。
だから20年も前のものということだ。
この本を出版するにあたって、編集の人と綿密な打ち合わせをした。
読み直すまで、私の感じではまるっきり書き直さなければならないだろう、だった。
しかし、目を通していくと、全く古くはない。
そればかりか、非常に丁寧に解説していた。
それを読んでいて「何も変わっていない」と安心した。
ただ、「意識」ということ、「こころ」ということには、雑誌の性質上あまり触れていなかったので、そのことをこの本では加筆した。
大事なことは、「方法ではなく、その前にある『意識』である」に触れている。
その20年間の間で、人間関係に関する「武禅」というセミナーを毎月やってきた。
そしてワークショップと、武道という間口ではなく、大きく開いて、色々な人と出会ってきた。
結果、やはり大事なのは自分がどうするのか、どうしたいのか、を考えたり決めたりする「意識」であり、それを現す「感情(情熱)」だと、今日確信している。
昨日、増刷の報告を編集者と話をしながら、次は、そういった方向の本を書けたら良いな、という話で盛り上がった。
「武禅」に関しては、開催中に書きたかったが、本年100回を迎えたのを契機に一度やめることにした。
どうして人は「方法」にしか目が向かないのか。
それこそ「お金を稼ぐ方法」「起業する方法」「成功する方法」というような本はベストセラーになり、何万部と売れる。
しかし、方法を求めるとはどういうことか?だ。
自分がこれをしたい、とした時に「どうすれば?」となり、その「どうすれば?」を他人の頭を借りて解決するということだ。
先日、高校で授業をした。
その時、高校の先生から「灘高辺りに行く子供たちは違うのですね、試験で分からない問題があれば、誰かに聞いても良いらしいのです。それで分かったとしても、誰かに聞いた答えは書かないのだと言います」自分が出した答えではないから、つまり、自分の実力がそれだけだ、ということを明確に分かりその実力を伸ばそうと、自分でやっているのだ。
当たり前のことだ。
この当たり前が何時の頃からか歪んできているのだ。
方法ということも同じだ。自分の欲求があり、成功したいと思う。
であれば、脳みそから血が出るくらい考えれば良い。
そうすると、その欲求が本物であれば、必ず答えは自分の中から湧き上がってくるのだ。
ヒントも同じだ。
ヒントは欲求があれば、向こうからやってくるものだ。
「考えるな、体にきけ」とは、そういうことだ。
その意味で、この本には答えは一切書いていない。
欲求があればヒントになることが散りばめられている。
ワークショップも、教室も、明鏡塾も、「考えるな、体にきけ」とはどういうことかを、実技として実際的に展開しているのです。
医師も推薦する医療従事者の為の「明鏡塾」。
体験セミナーを行います。
東京は11月26日(6期も募集中です)。
大阪は12月17日です(1期を募集開始しました)。
詳しくはhttps://www.meikyojuku.com/