自分の感覚を疑え
大阪のワーク・ショップは明後日からです。
http://hinobudo.wixsite.com/workshop
医師も推薦する医療従事者の為の「明鏡塾」。
体験セミナーを行います。
東京は11月26日(6期も募集中です)。
大阪は12月17日です(1期を募集開始しました)。
詳しくはhttps://www.meikyojuku.com/
「感覚」は、何がリードしているのか。
もちろん、自分が注意していること、自分が思っていることというような、意識がリードしている。
昨日は大阪の稽古だった。
その時「自分の感覚に頼るな、それ自身が間違っているから」と話した。
それは、感覚が間違っているのではなく、それをリードしている意識が間違っているから、あるいは、浅くしか求めていないから。
もしくは、方向が違うからだ。
つまり、自分の思っている以上のこと、思っている以外のことを感じ取ることは不可能だということだ。
その意味でも、人は感覚を共有することはできないのだ。
もちろん、大きな意味での「暑い・寒い」というような感覚は共有出来る。
しかし、厳密なことになればなる程共有できる感覚は無いのだ。
そうだろう。
私が宮大工の棟梁と同じノミの手応えを持てる筈もない。
あっ、全く関係ない話だが、先ほど出版社から電話があり拙著「考えるな、体に聞け」が重版されたと報告があった。
これで、確か4刷目になる。
じっくりと売れているのは、文句なく嬉しい。
買ってくれた皆さん、読んで頂いている皆さん、本当にありがとうございます。
この「嬉しい」ということも、大きくは共有できても、厳密には共有できないのだ。
そこで、ではどうすれば?になるのだが、それは考え方が同じ方向を向いていれば、感覚も同じ方向の情報をつかみ取る事になる。
だから、共有できる感覚が身についていくのだ。
だから、宮大工に弟子入りし、ノミを使わせて貰えるようになり、数年経つと棟梁と同じ方向を向くようになる。
そうすると、棟梁からのアドバイスを受け取れるようになり、感覚の共有も可能になるのだ。
全ては意識がリードしているのだ。