夢や希望が自分を成長させる

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何かに特化した人、あるいは、社会で優秀な人に共通項はあるのか?
そんなことを考える。
もちろん、どの程度のレベルなのか、という問題はあるが、とにかく普通を超えている人だ。
色々あるだろうが、普通を超えて尚且つ、もっと成長していく人ということで言えば、「私がそうなりたい」と思っている人ではない、という共通項を持っていることに気づく。
何とも不思議な事だが、「私が」という主語を持っていない人に限って、果てしなく伸びるということだ。
私の知る限りでは、そんな共通項がある。
そして何よりも、そういった人との会話には夢も希望も含まれているから、こちらのこころに火が付くのだ。
もしも、消えかかっていたとしても、改めて着火してくれる、そんな感じを持てるのだ。
先日も、一番弟子の科学者と夢や希望の話で盛り上がった。
もちろん、その夢や希望は現実と遊離しているのではない。
だから火がつくのだ。
単なる夢は夢だ。
つまり、共通項の「私が」という主語を持たないのは、その夢や希望を実現するが全てに優先しているからだ。
これは、自分のペースを持たないということとも共通する。
自分がペースを持つと、そのペースを乱されたらガタガタになってしまう。
それは陸上競技の駆け引きと同じだ。
結果タイムとしては、さほど変わらないのに、レースとしては完全な敗北を喫する。
これになるのだ。
武道は、前提として「敵は自分の思い通りに攻めてはくれない」し「自分の思い通りに受けを取ってくれない」がある。
これらは、枝葉末節に拘るな、囚われるなと言う話だ。
結果として、自分の思いが通じれば良いのだ。
だから、手段を選ばないという、臨機応変な思考が必要なのだ。

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