ワークショップの感想

昨年の10月、そして今年2月と、前4週間のアムステルダムでのワークショップで、通訳をかってでてくれた、フィンランド在住の役者であり歌手の武田結子さん。
その武田さんが、今回のワークショップを振り返り感想文を書いてくれていました。
武田さんとは、今年11月フィンランドで舞台公演を実現させようと、プロジェクトを起ち上げています。
http://www.realcontactproject.com/#!The-Key-to-the-Heart/ke54d/56c181190cf2ccb6be48785b
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今回、またも幸運に恵まれ、日野先生の通訳として、アムステルダムで2週間を過ごしてきました。
毎回のことながら、日野先生のワークに感激感動し変わっていく人たちの姿を見ると、自分自身も芯から揺り動かされます。
日本語の理解できない外国人の方たちが、あんなにも目を輝かせて、日野先生から発せられる言葉とエネルギーを吸収しようとしている、、、そんな光景を目の当たりにして、時おり、日本語を曲がりなりにも理解できる日本人の私たちの境遇の豊かさと、それに甘んじてしまう怠惰さを感じてしまうことがあります。
逆に言えば、言葉の壁がある外国人の方たちには、それを突き破ろうとする意志とパワー、表面的な言葉ではない何かを感じ取ろうとする姿勢があるのでしょう。
不利どころか、日野先生のワークを学ぶに当たっては、そういったハングリー精神ほど良いことはありません。
ということは、言葉の壁のない私たち日本人には、別の高き壁を見つけて、それを突き破って行く必要があるのではないでしょうか?
日野先生が体現させられている、豊かで深遠な日本文化の叡智や人間の普遍価値を、後世に伝え進化させ続けなければならない。
これほど難しく、大事なことが他にあるでしょうか。
私は、それが日野先生のワークを受けるものの責任なんじゃないかと考えるようになりました。
だから、自分のスタイル、好みに合う合わない、出来る出来ないというようなレベルで判断したり、あるいは先生を神棚に祀って拝み続けたりせずに、もっと純真な心で、かつ貪欲に学んでいこうよ、と声をあげたくなります。
日野先生が一生をかけて学んでいらっしゃる事を、全身全霊を込めて教えてくださる。せめてそれを本気で受けとめられる人間でありたいものです。

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