今日は最終日、良い雰囲気の中で終えるだろう、それが何よりだ
今日で東京ワークショップは終わり。
最後の駆け込み飛び込みも受付ます。
ワークショップは、間違いなく人が集まる。
ということは、色々な人がいるということだ。
例えば、職種もまちまち、年齢も性別もまちまちだ。
性格の悪い人良い人、勘の良い人悪い人、背の高い人低い人、冷やかしの人真剣に学ぼうとしている人、勘違いしている人まともな人、幼い人口先だけの人、とにかく雑多だ。
そこで学ばなければならないのは、他人の邪魔をしない事だ。
私のワークショップの殆どは組稽古になる。
誰かと組むという事だ。
そこには絶対的なルールが暗黙の内にある。
それは組んだ人の邪魔をしない事だ。その意味で、自分を勘違いしている人、口先だけの人が、一番害になる。
昨今、その事を一般社会では指摘をしない。
最近では目だって指摘しない事に輪を掛けている感じがする。
それは、この「指摘をしない」という事の堂々巡りをしているからだ。
だから、出来るだけルールを明言化するようにしている。
今回は、終始良い雰囲気だ。
というのは、勘違いの人や冷やかしの人もいるのだが、概ね「学ぶ」というところに焦点を当てている人が多かったからだ。
具体的には、初日は、男女比で若い女性の方が多く、その人達が雰囲気を引っ張ったような感じがする。
今日は最終日だ。
しかし、会場、ホテル、マンションの生活は驚くほど疲れる。
ホテルの風呂も狭く寝にくいから疲れが取れないのだ。
そんな中で思い切り笑かしてくれた一瞬があった。
私の口ぐせで、標準語では「それでは」を、大阪では「ほんならな」と言う。
その「ほんならな」を常に使う。
極端な大阪弁を使う時は、必ず皆の言葉への反応を伺う。
昨日も色々あって「ほんならな」と私が口走ってから皆の表情を見たら若干不安さが見えた。
「ほんならな、て分かる?」とフルと、ここ数回は欠かさず来ていて力も強く素直な感性の若者がジェスチャーを交え「本ならな」と来た。「そうか!」そうとるか!これには思わずこけた。
こんなやり取りが、疲れを癒してくれるのだ。
全ては「関係」である。