自分を揺さぶる

ゴールデンウイークに入った。
で、何?が。

今は「武禅」の準備中。
カリキュラムの見直しもしている。
見直しで大事な事は、分かりやすさではなく、自分に突き刺さるかどうかだ。

それは「武禅はお勉強ではない」からだ。
分かった気になる事でも、理解する事でもなく、自分自身の芯を揺らす事だ。
もちろん、それは自分以外の誰にもできないからだ。
だからこそ、突き刺さるギリギリまで行くにはどうするか?を考えるのだ。

それは、「他人の事は理解できない」という大前提があるからこそ、「理解しようと努力する」その姿勢と同じで、人間関係の基本でもある。

しかし、人は全て違うというのも大前提だ。
だから、これをすればこうなる、は恐ろしく低いレベルでは有り得るが、少しレベルが高くなると有り得ないのだ。
その意味で、沢山の人と関わる事が必要なのだ。

それは、人によって自分に向けられる言葉が違うから、もしかしたらその中に突き刺さる言葉があるかもしれないからだ。

とはいうものの、「聞く耳を持たない人」には、誰も役に立たない。
聞く耳を持たない人というのは、自分の解釈だけで完結する人、言葉を理解し納得する事で完結する人、話している事を理解できない人だ。

こういった人達が生まれる背景は学校教育にあるとつくづく思う。
画一化された教材を用い、画一化された答えを求めるのが学校だからだ。
そうなると、その教材に対する方法が生まれ、方法を熟知した人が上位に来ることになる。
更に悪い事に、上位になった人は自分を偉いと錯覚してしまう事だ。

人生は学校ではないし、社会も学校ではない。
ましてや仕事や人間関係になると、学校でのお勉強などくその役にも立たない。
もちろん、そうではない、つまり、学校教育をベースにして色々と考えを巡らせる事が出来る一握りの人もいる。
変化に対応出来る人だ。
こういう一握りの人達は、我が道を進めば良い。

しかし、一握りといっても自分自身を揺さぶった事、つまり、パニックに陥った事があるのかといえば、きっと無いだろう。
それは、他人や社会とまともに向き合った事がないからだ。
「武禅」は、この「まともに向き合う」為の時間である。

東京ワークショップは6月3.4.5日、大阪ワークショップは7月1.2.3日です。
沖縄は8月5.6.7日に決まりました。
詳しくは
https://www.hino-workshop.com/

Follow me!