オイと二言、こんな短い単語が伝わらないのだと
「武禅一の行」の5月開催は、お知らせしている通り5月2.3.4日です。
何時も「武禅」のお知らせを書く時、皆の書いた前回のレポートを見直す。
それは、前回から4か月、また6ヵ月空いているのでレポートを読む視点が変化しているからだ。
同じ文章でも、直後に読むのと時間を空けて読むのとでは、入って来るものが違う。
もちろん、書かれている言葉や文字は変わらない。
でも、こちらの何かしらが変化しているので、読める事が変わるのだ。
今回改めて読んで見て「1対1で、こんなにも相手に自分の声が届いていないことにビックリしました。普段のコミュニケーションがどれだけ薄っぺらいコミュニケーションだったんだと感じました。「オイ」と2言、こんな短い単語が伝わらないんだと、必死に呼んだつもりが、呼べてなかったのかとなりました。(受講者のレポートから)」
この言葉が「武禅」を端的に現している事に気付きました。
大方の人は、自分が発している言葉は間違いなく相手に「届いている」と「思い込んでいるだけ」、それが日常であり人生の大半をそのまま過ごしているという事です。
そこで問います。
「そのままで良いのですか?」と、それは、そのまま死んでも良いのですか?というところに繋がって行きます。
大事な瞬間に、大事な事を聴き取れない、伝えられない、それで良いのですか?です。
もちろん、言葉の話ではありません。
言葉を支える気持ちやこころの話です。
「武禅」は「一の行」としています。
それは、「お勉強」ではないからです。
つまり、「習う」ではないのです。
「習えない」のです。
自分が自分の問題に気付く、そして修正するのです。
だから「行」なのです。
ゴールデンウイークですが、気分一新、自分一新に時間を作りましょう。
春の「武禅」は5月2.3.4日です。
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